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子供向けアニメとして長年親しまれ、昨年秋まで再放送された毎日放送(大阪市)制作の「まんが日本昔ばなし」の番組ホームページ(HP)に、現在も放送再開やDVD化を求める視聴者のメッセージが次々寄せられ、5000件を超えている。番組終了後1年以上たってもこれほど要望が寄せられるのは極めて異例だが、背景を探ると、子ども向けアニメの「衰退」がみえてくる。
「幼いころの思い出が詰まった番組。後世に残すべき作品なのでぜひ放送して」、「子供と一緒に見たい。放送できないのならせめて全作DVDの発売を」-。
HPの「お便りコーナー」には、昨年9月13日の番組終了翌日に2700通ものメッセージが届き、今夏に5000通を突破。その後も100件以上寄せられており、担当者を驚かせている。
「まんが…」は昭和50年~平成6年まで続いた長寿番組。1000話近くを放送したが、視聴率低迷などで放送は終了。その後視聴者の強い要望で17年10月から初期の作品を再放送したが、約1年間で打ち切られた。版権の問題もあってビデオ化は約100話程度にとどまり、視聴者の要望に拍車をかけている。
背景として浮かび上がるのは、近年の子ども向けアニメの「衰退」。20年前(昭和62年10月最終週)と現在の同時期を比べると、再放送も含めて主要民放5局で一週間に36本あった夕方のアニメ番組が、19本とほぼ半減している。
長年子供向けアニメに携わってきたある民放関係者は「少子高齢化が一番の要因。原作となるマンガを掲載する少年誌や幼児誌も『衰退』した上に、内容が幅広い年齢層が対象の『ドラマ向け』になった」と指摘する。
さらに営業面でも「夕方から夜は、1時間のバラエティー枠にスポンサーがつきやすく、(アニメに適した)30分枠は難しい」という。別の局の関係者も「生き残っているアニメは、『ドラえもん』や『サザエさん』など家族全員で見られる、高視聴率の番組ばかり」と表情を曇らせる。
記事引用 ヤフートピックス