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岡林信康(62)が24日、ミニライブを開いた。10月に復刻した「自作自演コンサート 狂い咲き」など3タイトルのアルバム購入者を招待し、「今日をこえて」「流れ者」「それで自由になったのかい」「山谷ブルース」など7曲を熱唱。「その昔、ボブ・ディランはギターをエレキに持ち替えて裏切り者呼ばわりされた。日本では私も同じ目に遭いました」とMCできっちり笑いを取るあたりはさすがだった。
注目すべきはファンの年齢だ。会場に詰めかけた観客120人の7割以上が20代~30代前半の若者世代だった。しかも曲が始まるたびに彼らの中から拍手と大歓声が沸き起こる。すごい熱気だ。
キミたち、なぜ岡林なの?
「母の影響で聴き始めました。岡林は歌も見た目もすごくカッコいい。いま就活中ですが、社会人になることを意識すると『それで自由に――』の歌詞が心に引っかかります」(22歳・大学生)
「ネットカフェ難民が増え、僕らの世代は不安と不満を抱えている。アルバム『わたしを断罪せよ』は僕たちの悩みと相通じる曲ばかりです」(32歳・流通)
「『山谷ブルース』が好きです。この詞に盛り込まれた怒りと諧謔(かいぎゃく)は現代人にも無関係ではない」(38歳・情報)
若者たちが岡林を支持する裏には何があるのか。明大講師の関修氏(心理学)が言う。
「音楽界は長い間、ロマンチックで空疎な歌ばかりを世に送り出してきた。小室哲哉の曲はその代表でしょう。ところが最近の『蟹工船』ブームの影響もあって、若者たちは“人生はつらく、苦しいものだ”という現実を哲学的にかみ締めるようになった。彼らは岡林の歌につらさ、苦しさを見いだしているのです。若者が現代の社会の諸矛盾を自分たちの問題だと認識して立ち上がれば、また昔のような大衆運動が起きるかもしれません」
フォークの神様は新しい信者をどう導くのだろうか――。
記事引用 ライブドアニュース
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